そけいヘルニアの患者様から寄せられる、よくあるご質問をご紹介いたします。
以下、クリックで開きます。
そけいヘルニアと思って受診された患者様の中には、実際にはそけいヘルニアではなかったり、まったく別の病気であったということが珍しくありません。
また、そけいヘルニアは飛び出している現場を診察することで診断できますので、そけい部に違和感を感じる場合は遠慮なくご相談ください。
残念ながら手術以外の方法で治ることはありません。
お腹の壁に穴が開いている状態ですので穴をふさがない限り治りません。
そけいヘルニアは時間経過とともに大きくなっていくことが多い疾患です。
サイズが大きくなると嵌頓(かんとん)して腸閉塞を起こしたり、詰まった腸が壊死して重症になる危険性が高くなります。
嵌頓はあるとき突然起こりますので、危険を抱えながら生活していることになります。
また、長期間出たり入ったりするとヘルニアの袋と腸がこすれて癒着や炎症を起こし、手術後の合併症も増えますので、早めの手術をお勧めいたします。
ご帰宅時に十分な量の痛み止めとご帰宅後の生活についての説明書類をお渡します。
書類には予測される症状や経過、対応方法が記載してありますので入院しているのと同じように対応することができます。
万が一、異常があった場合も24時間院長に連絡が取れる電話番号をお知らせしていますのでご安心ください。
そけいヘルニアの日帰り手術は手術方法によっては局所麻酔でも可能ですが、手術中の痛みのコントロールが困難で苦しみながらの手術となることが多く、お勧めできません。
痛みなく、楽に手術を受けていただくためには全身麻酔が必要になります。
また、全身麻酔は安全上の観点から麻酔科医が施行することが望まれます。
当院では、院長が厚生労働省からの厳格な審査を経て麻酔科標ぼう許可を受けており、細心の注意を払って安全な麻酔を行っております。
手術中に痛みなく楽に手術を受けていただくことはもちろん、術後も痛みや吐き気が少なく、麻酔薬が残らないよう薬の種類と麻酔方法を工夫していますのでご安心ください。
体を使わないお仕事には手術翌日~2日後に復帰可能です。
体をある程度使うお仕事には術後3日目以降で復帰可能です。
年齢や体力、手術の術式によっても復帰可能日数は異なりますので診察時にご相談ください。
また、復帰には個人差がありますので余裕をもって休みをお取りください。
以下の持病や体型によっては日帰り手術ができないことがあります。
①BMIが30以上の方
術後に呼吸機能の回復が遅れることが多く、日帰り手術はお勧めできません。
BMIが30以上35未満の方は、手術方法よっては日帰り手術が可能なことがあります。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
②HbA1cが8.0%以上の糖尿病の方
手術後に傷が治らなかったり、感染を起こしやすくなります。
糖尿病のコントロール後、手術が可能になります。
③強力な抗凝固療法中で、中止できない方
強力な抗凝固療法をしている時は、血が止まらなくなることがあります。
中止または弱めの抗凝固薬に変更できるようになれば手術可能です。
ご高齢の患者様でもほとんどの場合、日帰り手術は問題ございません。
当院での最高齢は92歳の患者様で、80歳以上の患者様も数多く手術を受けられております。
現在のところ、帰宅率は100%です。
万が一、日帰り手術が困難と判断された場合でも入院施設をご紹介させていただきますので遠慮なくご相談ください。
当院は入院施設がございませんので入院はできません。
術後に提携医療機関に入院することができますのでご希望される場合はお伝えください。
生命保険会社にご確認をお願いいたします。
土曜日は提携医療機関の都合上、対応できません。
申し訳ございません。
当院では中学生以下の患者様の治療は行っておりません。
小児外科での治療をお勧めいたします。
はい。ご利用いただけます。
カードの種類につきましては受付でご確認ください。